【雑談】ミソジニー発言〜日本会議は僕らの中にもいる、のかも

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このミソジニー発言を読んで思ったことを書いておきます。先に言っておくと、長いくせに結論のない、だからどーなのよって文章ですw

少し前に10〜20代の男女が9割という仕事の現場に入ったとき、男女間の意識の差がないっていうか、口調も含めてほとんど感覚に差がないように感じた。

でも、僕らの世代は、男らしく女らしくとか、男のくせに女のくせに、っていう教育を受けてきた。ミソジニーかどうかはわからないけど、女性を<女性>として意識する一面ってのは絶対にある。

 

例えば、レディ・ファーストに代表されるような振る舞いとしての女性への配慮とか、女の子に重い物は持たせないようにという体力・体格的な一面とか、家事 は女性がするものとか、女性は電化製品の弱くてビデオの録画ができないとか、逆に、女性は手先が器用とか。電車に乗るとき、必要以上に痴漢冤罪を警戒す るってのもそうかな。これは実害があるからだけど。女性ミュージシャンのライヴにばっか行ってるオッサンも、逆説的にミソジニーなのかもしれんね。

もちろん、前2者のようにマナーや必然性としてそうするべきところもあるけど、後の方は、本当は個人差の問題で、今女性に対してそういう感覚を持っている ことは、女性への差別と捉えられかねない。僕のようなオッサン世代は、こうやって文字にしていくと「そうだよね」って思えても、肌感覚ではまだまだそうい うことを当たり前のように思ってたりする。

ちなみに、女性へのエロ目線ってのは、生物学的に仕方ないものなのかなとも思ったのだけど、若い子たちの間では、それすら薄かったりする。エロと異性への好感がしっかり切り分けられてる感じ。それじゃAVなんか見なくなるわけだよ。

最近テレビでも、オネエとも女装とも違う、男なんだけど妙に女っぽい仕草の若い男の子のタレントとかいるじゃない?(もちろん、テレビだから表現はわざと誇張しているだろうけど)あと、男のファッションでも妙に女性っぽい感性のものとかを、オシャレな若い子たちは普通に着ていたりもする。こういうものに対して、女々しいなという思うことも、感覚としては同じことなのかもしれない。

 

だから、僕らが日本会議的な一面を持っていることは確かだし、そういった潜在意識に気付かないまま事象としての女性への差別反対を口にするようなオッサンたちが、菅野さんの言う「ミソジニー」を理解できず、言われるほどに逆ギレしていくのもよく分かる。

 

そういった意味では、日本会議のマインドを反映した安倍政権に対してSEALDsという若者集団が立ち上がったのは納得がいくし、デモにオッサン世代が少ないのも分かる。
SEALDs世代にとって、安倍政権のやっていることは安保だ改憲だということ以上に、感覚的な気持ち悪さを感じているのかもしれないと想像する。

自民党だけじゃなくて、民進党ほかの野党にもミソジニーはぷんぷん溢れてるもんな。でも、唯一、共産党にだけそういうものがないんだよね。共産党を支持する女性が多いように感じるのは、そういうことなのかな?

 

いまの若い子たちの感覚って、あれはどこで身につけたものなのかな?学校で教えてるの?彼らの世代の文化にサブリミナル的に含まれてるの?ミソジニーに溢れたテレビなどのメディアを見なくなると必然的に変わっていくものなの?

 

なんにせよ、僕らオッサン世代からミソジニーをなくすことは難しいが、それを分かっているのと分かっていないのではかなり違うと思うので、心がけていこうかなと。
エロいのは変わらんけどねw