実は響いてるのかも? 自民党のキャッチコピー
余談ですが。
自民党のこのポスター。
「この道を。力強く、前へ」ってキャッチに対して、なにが言いたいかわかんないなどの声があるみたいなんですが。
実はこれ、一部の人たちにはものすごく響いてるんじゃないかという気がします。
この前、別のところで書いたけど、<マイルドヤンキー>の話。
マイルドヤンキーって保守的な傾向が強いんですよ(そのメカニズムは今回は関係ないので割愛します)。
もちろん、ただのヤンキーは超保守的です。
で、そういう人たちって、妙に詩的な言葉とか「ポエム」とか、そういうのを好むんですよ。しかも平易なやつを。
その代表的なのがコレ。
もうヤンキーもマイルドヤンキーもこういうの大好きなの。
例えば、やたら威勢のいいラーメン屋にこんな感じの標語みたいなのが壁にかかってたりしませんか?毛筆で書いたようなやつが。
EXILEに惹かれるのは、マッチョ感とか田舎の成金的なセンスの衣装とか運動会の南中ソーランのような踊りとか(ちょっとバカにしてる。ゴメン)だけじゃなくて、歌詞のちょっと恥ずかしくなるようなキラキラした純情感なんかもツボのはず。
みつおをもう一句。
あれー、なんか同じ匂いがしてきたよねぇ、自民党のポスターと。
このちょっと純粋でかつ力強く、正論でキラキラした感じ。
普通の人なら恥ずかしげもなくこんなこと言っちゃって・・・って少し引いちゃうんだけど、ヤンキー的な感覚にはビンビン響いてると思うんですよ。
地方に支持基盤が強い自民党は、それを感覚的に分かってる。
分析した上で狙いすましたわけじゃないと思うけど、きちんと外さない仕事をしてるんですよ。
じゃあ、野党はどうか。ちゃんとそういうところにカウンター打ちにいってますかね?そういうとこ細かく潰してくの、大事だと思うよ。
ちなみに、この自衛隊の新エンブレムも、ヤンキー感覚にはど真ん中なんだろうなぁ(ちなみに、ヤンキーは左右対称で尖ったものが好きという特性もある。族車なんかまさにそれ)。
日本はヤンキー国家なんですね。